翌日の日曜日、私(まゆぷん)と小学校の同級生(Lady VF)は母校の小学校(清酒大関)に集まった。
「先生(Dr.)!お久しぶりです!」
「いやあ、君(Lady VF)は随分大人びた雰囲気になったね。」
「えっ先生(Dr.)、私(まゆぷん)が全然変わってないみたいな言い方~!」
「ははは、そんなつもりじゃないよ。君(まゆぷん)はあのゲーセン(ひらがなであおき)を救うんだろう?立派な考えだよ。」
そう、私(まゆぷん)は、あのゲーセン(ひらがなであおき)にずっとずっと残っていて欲しい。
大切な場所だから。
そんな雑談をしてるうちに、
酒屋さん(へにほに)や八百屋さん(総長墓堀人)、小学校の先輩(inabaマローンセンパイ)もやってきた。
「皆さん来ていただいて、ありがとうございます!」
小学校の同級生(Lady VF)は深々と頭を下げた。
私(まゆぷん)も慌てて頭を下げた。
「あのゲーセン(ひらがなであおき)に残ってもらいたくて、皆さんにいきなり連絡してすみません。」
「いやぁ、みんなあそこには残って欲しいと思ってるよ。」
酒屋さん(へにほに)は大きくうなづきながらそう言った。
「できることは、やってやりたいよな。」
八百屋さん(総長墓堀人)も相槌をうった。
「ありがとうございます、で早速なんですが、電話で話した通り・・・。」
私(まゆぷん)は大きく息を吸い込んだ。
「町おこしイベントをして、あのゲーセン(ひらがなであおき)を宣伝したり、収益を寄付したいんです。」
そう、私(まゆぷん)のひらがなであおき(ひらがなであおき)再生計画とは、
町おこしイベントを実施して人を呼ぶ&ひらがなであおきへの寄付金を集めるというものだった。
漠然と町おこし!人を呼ぶ!しか書いてないような計画だったが、
それを小学校の同級生(Lady VF)がより具体的に
・まずは町の人に協力を募る
・ポスターやSNSで周知する
・配信なども行い、映像を見てもらって田舎を思い出してもらう
・クラファンサイトを設け、寄付金を集める
などなど、色んな案を出してくれた。
「というわけで、まず皆さんにこのポスターを貼っていただいたり、町の皆さんに伝えて欲しいんです。」
「ひらがなであおきが閉店するまで、1ヵ月しかありません。急ぎましょう!」
昨日私(まゆぷん)と彼女(Lady VF)で徹夜で作ったポスターをそれぞれ渡した。
「まずはこの町の人にあおきが無くなることを知ってもらい、できるだけ色んな人に伝えてもらいましょう。私(Lady VF)のように、他県に出てる人もたくさんいるはずです。その人達に伝わるように。」
「上手くいくかな?」
先輩(inabaマローンセンパイ)は少し不安そうにこちらを見た。
「・・・上手くいくかどうかはわかりません。でも私はこのまま、ただじっと無くなっていくのを見るのは嫌なんです。」
私(まゆぷん)はグッと手を握りしめた。
「・・・そうだな、変な事言ったわ、ごめんな。」
先輩(inabaマローンセンパイ)が肩を叩く。
「うだうだいっても始まらねえし、やるか。」
そうして私たちはまずは母校の小学校(清酒大関)にポスターを貼りだした。
「行こう!ゲーセン(ひらがなであおき)に!」
そしてTwitterにも画像を展開。
【拡散希望】あなたの町(華火)に帰りませんか!?
この町(華火)に思い出がある人もきっとたくさんいるはず。
そんな人達に伝わりますように。
私(まゆぷん)は思いを込めて、投稿ボタンを押すのだった。