甥とフォートナイトの話

山田哲子

先日、妹から甥がゲームしかしなくて困っているという話を聞いた。
甥は外出は嫌がり出来るだけ家にいてゲームをやりたがり、
旅行に行けば旅先の宿泊のwifiの有無や環境を聞いて、隙あらばswitchを用いてフォートナイトをプレイしているそうな。

「1日に5時間も6時間もやるんだよ!信じられない!」
と妹は大層ご立腹であったが、
私も、ドラクエビルダーズ2寝ないでやったり、ドラクエ11を50時間くらいやったり、
挙句の果て、ジャンプしてただ上に登っていくだけのゲームを1日に5~6時間、合計で26時間もやってしまったので


何も言えない

そんな甥、妹に執拗に
「ね~、見守り伸ばしてよ~!」
とおねだりしている。

見守りって何??

なんとスマホのアプリと連動して、今どれくらいゲームしてるかチェックできたり、約束した時間を過ぎるとアラームがなったり、約束時間を過ぎていたら強制的にゲームを中断させることもできるそうな!

何その機能!?Nintendoヤバくない?
お母さんお出かけしても安心!もう物置に隠す必要がないわけですね?!

ようは、その設定時間を延ばすよう、妹に要求している甥。

妹「だめだよ!今だってお休みの日は6時間もやってんだよ!」
甥「いいじゃ~ん、もう少し~!やりたい!やりたい!」

フォートナイト猿の甥は要求が止まらず、妹はイライラがMAXのご様子。

私「わかった、甥君。自分の要求だけ押し付けるのはよろしくないから、例えば明確な目標や引き換え条件を出すのはどうかね?」
甥「えー?」
私「例えば、テストは全部100点取るから、1時間伸ばして。とか。取ったから伸ばして。とか。ママと取引しよう。」
甥「やだ(´・д・`)そんなの無理。」
私「それじゃただの我儘だよ。引き換え条件じゃなかったら、例えばフォートナイトでこのレベルまで行って僕は将来的にここを目指したいからやらせてくださいとか。明確な目標をもたないと。」
甥「・・・・。」
私「甥君今『うきゃきゃ!!フォートナイト楽し!!げへへ』ってやってるだけじゃん、それでこの先どうするの?」
甥「えー、Epicさん(フォートナイトの会社)入る。」
私「Epicさん海外じゃん、甥君、英語喋れないじゃん?どうするの?そんな有名な会社絶対入るの大変だよ、(EVOサイドトーナメントの)VF世界チャンプのHSAに聞いてみなよ!」
HSA「(えっ、急に俺に振るの?)そ、そうだよ~、大変だよ~。」
甥「じゃあサラリーマンになる。」
私「いいよ~、じゃあサラリーマンになるとして、今の甥君はここね。『フォートナイト、ゲヘヘ、楽しぃ~!もっとやる~!!』この後どうするの?中学生になりました、『フォートナイト、ウェヘヘヘ』、中学まではいいよ?受験しないから。高校どうするの?勉強しないで、フォートナイトばっかりやってたら、エリートヤンキー三郎みたいな高校入ることになるよ?」
甥「じゃあプロゲーマーになる。」
私「え?プローゲーマーになるの?それなら尚更、『僕は一生懸命やってます、〇〇までにこれくらい上手になって〇〇の大会優勝する為にもっとやらせて』とか明確な目標立てなきゃだめなんじゃないの?」
甥「僕だって大会勝ったもん。」
私「それ小さい大会でしょ。。。プロゲーマーって大変なんだよ、世界チャンプに聞いてごらんよ、ねー?!
HSA「(なんでまた!?)そうだよ~、甥君、大変なんだよ。。。やるなら本気で一生懸命やらないと。」
私「そうだそうだー。」

というようなやり取りをしました。

ゲームすることは全然悪いと思っていないし、ゲームから得ることもたくさんあると思っているので、自分の責務(やるべきこと)を果たしてから、きちんと目標を持って、そこから何かを得てくれたらいいな~と思うんですけどね。

まだ難しいかな。。。

現代っ子ってこんななのか~を垣間見たやり取りでした。

現代っ子ってこんな感じなんですかね。

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