フォロワーさんの名前を使って適当な創作をするⅡ-5

創作小説

「店長(小林)!大変だよっ!」
私(まゆぷん)はゲーセン(ひらがなであおき)に入った瞬間、大声で入口から声をかけた。
が、息切れしてしまって、言葉が続かない。

「どうしたの?」
店長(小林)が心配そうに近づいてきた。
「あのね、ここを直接支援したいって人が現れたの!全面的に!」
そう伝えると店長(小林)は少しびっくりした表情を見せたが、にこりと笑って
「そう、そうなんだね。」
とだけつぶやいた。

「嬉しくないの?ここ、潰さなくていいんだよ!」
「君(まゆぷん)がね、色々しててくれたことは知ってるんだよ。この町(華火)も随分人が来るようになった。」

2週間前には誰もいなかったここ、ゲーセンひらがなであおき(ひらがなであおき)も、今日は女子中学生らしき子(モコモコ星人)、レトロゲーを楽しむお兄さん(BANちょ)、小学生(よっぽ)がブロック崩しをしていたりと、大盛況だ。

「ありがとう。でも、前にも言ったように未来が見えないんだ。」
「未来・・・。」
「今こうして賑わっても、それは一時的なものだろう?僕はそれが辛いんだよね。」
店長(小林)は床に落ちていた空のガシャポンを拾い、それをぎゅっと握った。
「いずれ息絶えて無くなってしまうなら、自分のタイミングで終えたいんだ。」

私(まゆぷん)はそれ以上、何も言えなくなってしまった。
いくら、何をしても、店長(小林)はここをたたむ気のようだ。

「ごめんね。最後にこの店を明るくしてくれてありがとう。」

私(まゆぷん)は涙がこぼれそうになるのをぐっと抑えて

「それならっ・・・。」

息を詰まらせながら、言葉を発した。

「それなら、最後にみんなで、ここのお別れ会、してもいいですか?」

店長(小林)は少しびっくりした顔をしたが、またいつもの優しい笑顔で


「ああ、もちろんだよ。ありがとう。」
と私(まゆぷん)の肩を叩いてそういった。

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