2021年3月21日に更新されたスコアの中に怒首領蜂があった。
更新したのはNALことVFではホームステイアキラと呼ばれるプレイヤー。
私の夫です。
STGに詳しくない人でも「怒首領蜂」といったら弾幕シューティングで有名なゲームであり、
ホームステイアキラを知っている人であれば、STGもそこそこに上手く、なんか全一結構取ってるくらいの認識はあると思います。
STGにあまり詳しくない私ですら、怒首領蜂は知ってますし、NALさんが全一をシリーズ通して取ってることも知っていますが、今回のこの初代怒首領蜂のスコア更新には、
「あー全一取ったんだ、すごいなー」
くらいで済ますには勿体ないくらい面白いエピソードがてんこもりであり、
傍から見ていた身としては
「何でこんな面白い話もっとしないの~!皆に知って欲しい~!!」
となっているんですが、如何せんNALさんことホームステイアキラさんは、
今までこんな事があって、だから再度怒首領蜂に挑み、
こんなことをして超大変で、そしてこんな感じで今日!全一取ったんですよ!皆さん!!
とか絶対言わないタイプなので、Twitterも2か月に1回発言したら良い方だし、
そもそも↑の全一更新のリストすらRTしてないし、
控えめな性格というか、私がやりたいことバンバンやろうぜ!オラオラ!みたいな性格なので、
そういう穏やかで控えめな所は、彼の長所だなとは思っているんですが、
今回に限ってはエピソードが面白いから勿体ない!
となったのでこうして筆を取らせていただきました。
もちろんNALさんの許可&検閲はいただいてます。
それではこの怒首領蜂のスコア更新までの道のりを、簡単に皆さんにお話しして行ければと思います。
①怒首領蜂 海外とのバグ騒動
一時期話題になったからご存じの方も多いかもしれません。
そう、こんなドラマがあったのです。
詳しくは上記ツイートのリンク先記事に記載されているので、短絡的にお伝えすると、
①海外勢が現状のハイスコアは明らかにバグを利用したものであり、バグ利用した全1スコアを登録したのにバグの詳細を出さないはおかしい
②バグ知識の有無でハイスコア競争のスタートラインにすら立てないのは不公平だ!
③そもそもバグ以外にもパターンや戦術も公開しないと、最初に攻略し始めた奴らがずっと有利でバカげてる
というわけで、バグがあるのに教えてもらえないし、とはいえバグがないと現状のスコアを超えることは不可能ということで、海外の方はこのバグを発見した人にマネーをあげるよ!!と、
今回のバグに懸賞金事件に発展したわけです。
結果、バグはご本人が見つけ公開&バグ発見者のNAL含む3名のプレイヤーが保有していた情報も公開されました。
で、この話は終焉を迎えた・・・。と思われてる方も多いかもしれません。
②バグ騒動はまだ終わっていない 怒首領蜂の卒業式
静かに、しかしたしかに、激しく燃えてたのがNALさんでした。
・情報も貴重な財産であり、たくさんのお金と時間をかけて得た情報をなんで何もしてない他人に教えなあかんねん
・格ゲーは情報を教えることによって、相手も強くなって、それに自分も対応できるようになって、業界全体のレベルが上がっていってという相乗効果が得られるけど、STGは全く別
・公開する・しないは皆ですごく考えた結果なのに他人にとやかく言われる筋合いはない
・そもそもそのバグめっちゃ難しいし。知ったって出来へんやろ!!コラ!
また、怒首領蜂の全一スコアの中で、
NALさんの全一スコアのみが「微妙に抜かれる可能性がありそうな点数」であったこともあり、
彼の中で
完膚なきまで論破できるような点数を出して、怒首領蜂を卒業する
という、彼なりの卒業式を執り行う準備・・・と言う名の過酷なSTG練習へと取り掛かるのでした。
③そして卒業へ・・・?
そして冒頭の2021年3月21日に更新されたスコアに戻ります。
NALさんは無事、スコアを更新することができました。
と、文字でいうのは簡単なんですが、前述したとおり、そのバグめっちゃ難しいんですね。
簡単にいうと「特定の場所で1フレ目押し」を成功させるというものです。
もちろんあの弾幕は消えたりしません。あの弾幕の中、やるのです。
もちろん死ぬなんて論外です。クリアしないといけません。
ね、無理ですよね。。。
ちょっと考えればわかりますよね。。。
結局バグが複数回成功したとしても、
それ以外の部分の上手さが必要なわけです。オワです、オワ。
というわけで、納得のいく点数を出せて卒業か・・・と思いきや、
せっかくなので動画を取っておきたいとのことで、まだ卒業には至っておりません。
どんだけストイックなのかと。
控えめで穏やかだと思っていますが、こういう、内に秘めた闘志というか、
自分の中でやり遂げると思ったことの遂行力はやはり随一だとしみじみ思いました。
まだ、きちんと全一の怒首領蜂を通しで見ることができていないので、
「NAL 怒首領蜂卒業ビデオ」ができるのを心待ちにしながら、
NALさんことホームステイアキラをこれからも応援していきたいなと思う今日この頃でした。