最近、女性ゲーマーについての話題を多く見かけるようになりました。
逆にセクハラ問題や女性蔑視等のあまりいい話でないものもよく見かけるようになりましたね。人口が増えている証拠なんだと思います。
哲子が格ゲーを始めた頃では考えられないような時代になってきました。
育ったゲーセンがハードだったこともあり、灰皿は飛んでくるわ、ヤジは飛んでくるわ、一緒にゲームやってた子たちも罵詈雑言なんでもござれだったのですっかり麻痺してしまって、一番いい時代をそこで過ごしたのでこんな人が出来上がってしまいました。
話が少しそれました、今日は題名の「ユリア」と「マミヤ」についてちょっと書いていきます。ちなみにこれは私が勝手に思ってるだけの思想です。
まず、彼氏(旦那)がゲーマーである女性。
ゲーセンや大会に彼と一緒に来た場合、その女性は2パターンに分かれます。
それがユリアとマミヤです。
それぞれの属性を簡単に箇条書きにすると
ユリア
・自分はゲームはしない or 以前はやっていたが今はやっていない
・いつ何時も彼氏のそばにいてプレイを見ている。
・めっちゃ応援してるし声だしとかもできちゃう
・健気。彼氏の荷物をもったり飲み物買ってきたりしてくれる。
・ゲームの話は全然わからない。
・大会などで祈る姿が北斗の拳のユリアのようなところからその名がついている。
マミヤ
・自分もゲームをする or 彼の影響で始めた
・彼氏のそばにいるくらいならゲームしたい、すぐどっか行く
・応援もするけど自分も出ている場合が多いから時間が合わない。
・ゲームについて練習方法、考え方などで喧嘩になりやすい
・でもゲームの話はできるし一緒に練習できる。
・一緒に戦うその姿が北斗の拳のマミヤのようなところからその名がついている。
ちょっと誇張したり、違う部分もあるとは思いますがおおまかにこんな感じ。
(あくまで哲子の思想です)
マミヤだった人がユリアになったり、ユリアだった人が影響でマミヤになったり、そういったことも多々起こり得ます。
私は元々マミヤだったんですが、ちょっと疲れてユリアになってみたり、またマミヤになってみたりとどっちも経験しました。
それで気づいたことが何点かありました。
ユリアの長所
・楽
めっちゃ楽です。もともとマミヤから入ってるので、格ゲーでイラつくことも、格ゲーの内容で喧嘩することもありません。めっちゃ楽。
・純粋に応援できる。
自分がプレイヤーだと「あそこああすればよかったなー」とか結構引きずることもあり、応援がおろそかになったり、自分の試合で間に合わなかったり、野試合しちゃって見られなかったりが多々あります。ユリアはそういったことがありません。いつも純粋な気持ちで一生懸命応援ができます。
ユリアの短所
・暇
めっちゃ暇。私はマミヤからユリアになったので知り合いもいたし、ゲームの内容もわかるのでまだ良いですが、全然知らん子は物凄く暇だと思います。本物のユリアは「見てるのも楽しいんです~」といって何時間も眺めていて、菩薩とはこのことかな??と感激しています。
マミヤの長所
・一緒にゲームを楽しめる
二人で同じゲームをすることができるので、共有することができます。
なんなら一緒に大会に出たりもできます。外野から見ると「共通の趣味があって羨ましい!」となりがちですが、私はこれが一概に良い事ではないと思っています。
マミヤの短所
・喧嘩になりやすい
気性の穏やかな人はそうでないのかもしれないのですが、いろんなカップルを見てきたところ大体ゲームで揉める気がします。
単純な試合の勝ち負けのイラつきや、練習中になんでできないのか詰められたり、◎◎さんはできてたとか言われて「私と◎◎さんどっちが大事なわけ?!」という「いつでもベクトルチェンジ」を駆使して戦争になります。
さらに普段の生活の主導権や家事等をすべて彼女にお任せしていた場合はより「こいつ普段なんもしねーくせにゲームの時ばっかり偉そうに何だよ?!」等と謎のいちゃもんをつけ始めます。教えて~といってきてこの仕打ち。ひどいですね。私のことじゃないですよ?
こうして書き出してみるとマミヤにいいことが全然ありません。
正直彼からみたらおとなしくユリアしていてくれた方がいいに決まっています。
でもマミヤってたくさんいるんですよね?なんででしょう。
もちろんゲームが好きでどんなことがあっても続けている、それが大前提だと思います。
もちろん私もそうです。やめたりやったりしましたが、やっぱり「格ゲー好きだな、おもしろいな」という気持ちが強いので今に至っています。
でも私にはもう一つ理由があります。
それはもう3~4年前にさかのぼるのですが、当時私とHSAはあまり喧嘩もしたくないのでほぼ対戦とかはしない状態でした。
やったところで実力差は天と地の差、あまり意味もないので。ただ、とある日。モチベもあったしゲーセンに誰もいなかったので結婚してから初めて
「入って(対戦して)もいい?」
と挑んだんです。
そしたらなんと
思ったより勝てた
舜戦が上手なのでまるで勝てないと思ったんですけど7:3~6:4くらいで勝てたんですよね。もう私調子のっちゃって
それを1ヶ月くらい言いふらしたんですよね。
SHUさん(舜の御大)とかにも報告して。「いや~仲道相手にそれはやるねえ」
とかいわれて完全に天狗。ウヒョッヒョ
そんなある日、HSAが家にいる時に急に変なことを言いだしました。
「俺、こないだ、なんであんなに負けたんだろ~っておもったんよ」
「それで考えたんよね。それでああ、これかなってわかったことがあって」
「まあそれがどういうことかっていうとだね」
「次は負けませんよってことね。」
その日から私は今に至るまで惨殺を繰り返されております。
HSAにとっては取るに足らない事だったのかもしれませんが、
私にとってはあのHSAが「相手にしてくれた」ことがものすごく嬉しかったんです。
正直女性プレイヤーというのは強いとは言えません。女だから弱いというよりは、女性が結果を出せていないのでそう思われても仕方ないだろうと、そういう風に私は考えていました。
だからあの日、ちゃんと「相手にしてもらった」ことが嬉しくて、そういう時があるから、続けてこられるんだなと思います。
まあでも私も惨殺され続けるのも腹立つので、あの手この手を駆使して、次大会で当たったら下剋上プランを練っています。1回だけでもぜひ勝ちたいです。その時だけタカアラシ使ってもいいくらいの覚悟。
そんな感じでこれからもマミヤって行けたらなと思います。
全世界のマミヤって喧嘩を繰り返すカップルにも幸あれ~